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美容皮膚科で受けられるタトゥー(刺青)除去治療

消したいタトゥーは美容皮膚科でキレイに除去しよう

おしゃれの一環として日本国内でも一般化してきたタトゥー。しかし、結婚や就職活動などに支障が出て、除去する人も多いようです。タトゥー(刺青)は、美容外科で綺麗に除去することができます。こちらでは、レーザーや切除法、皮膚移植など、タトゥー除去の方法をまとめました。実際に治療を受けた人の体験談を交えながら、キレイに消せる方法についてリサーチしています。

なやみ

タトゥー除去

若いころ、ファッション感覚で入れたタトゥー。一生残るものだとわかって入れておきながら、年月が経って後悔し「消したい」と考える人は少なくありません。また、眉やまぶたに入れたアートメイクも、タトゥーを入れた当初とは流行の形が変わって時代遅れに。年齢を重ねて似合わなくなったといった理由で取り除きたいと考える方が増えています。これまでは消せないと言われていたタトゥーですが、最新の医療技術を用いれば消すことが可能になってきました。何色も使った「和彫り」と言われる刺青を消すのには時間を要しますが、単色で彫った「洋彫り」と言われるタトゥーは比較的簡単に消すことができます。

タトゥーを除去する理由として多いのは?

  • 就職結婚など人生の節目に後悔…

    タトゥー除去を望む理由としては、就職や恋愛・結婚、出産に関連するものが多くなっています。手の甲や首の周辺など、服を着ていても見えてしまうタトゥーは「思うような仕事に就けない」「就職活動に影響してしまう」という理由で除去を考えるそう。結婚に関しては「結婚相手の親に見せられない」という理由があります。また、とくに女性の場合の多く挙げられるのが「子どもの将来のため」という理由です。このほか、「アートメイクを入れたけど流行が変わってしまった」という理由で除去を希望する人もいます。

  • 医療健康面のデメリットが大きい

    人生の節目にデメリットをもたらすタトゥーですが、最も考えなくてはいけないのが医療面や健康面へのデメリットです。まず、必ずというわけではありませんが、タトゥーを入れていると生命保険への加入を拒否されることがあります。針の使いまわしにより肝炎を発症するリスクがゼロではないためです。また、病気の際にMRI検査が必要となることがありますが、タトゥーが入っていると受けることができません。タトゥーの色素は金属なので、火傷を起こす危険性があるのです。

タトゥー除去の治療法

  • 切除法

    小さなタトゥーに。リーズナブルな切除法

    タトゥーを皮膚ごと切除し、皮膚の両側を縫い合わせる治療法が、切除法です。皮膚自体を取り除くので、大きなタトゥーには適していません。
    上腕では2~3センチ程度、皮膚が伸びやすいお腹などでも4~5センチのタトゥー幅が上限といえるでしょう。
    手術後赤みは3~6ヶ月程度で消え、タトゥーは全て取り除くことができますが、手術痕は残ります。縫合部には両側から強く引っ張る力が加わるため、数年単位の経過の中で傷跡に少し太さが出る場合があります。

  • 皮膚移植

    広範囲のタトゥー除去にぴったりの治療法

    広範囲にわたるタトゥーによく用いられる除去法が、皮膚移植です。
    皮膚移植とはその名の通り、タトゥー部分の皮膚を除去し、目立たない健康な部分の皮膚を移植する方法です。移植元は、臀部や大腿部が選ばれることが多いようです。
    手のひら4~5枚分くらいの面積のものであれば、1回の手術で除去することが可能です。皮膚の全ての層を移植する「全層植皮法」と、皮膚の表面の一部を移植する「分層植皮法」があります。

  • 皮膚剥削(アブレーション)

    皮膚の表面を削って除去する方法

    アブレーションは専用の機器でタトゥーが入っている皮膚を削って除去する方法です。ヤスリのような機械で削るため、色素が皮膚の奥深くまで入り込んでいなければ1回の施術で除去することができます。広範囲のタトゥーを消したい方に向いている方法です。色素が深くまで入っている場合でも、数回の治療を行なったりレーザーと組み合わせたりすることで模様を目立たなくすることができます。ただし削り過ぎてしまうと傷跡が残ってしまうため、医師の手腕と経験が求められる治療法です。

治療の際に考えられるリスク・失敗

  • 手術によるケロイド状態

    ケロイドとは、火傷や手術によって皮膚が膨れ上がった状態のことを言います。タトゥー除去の方法はいろいろ存在しますが、ケロイドのリスクなしには行えません。タトゥーの範囲が大きければ大きいほど、ケロイドのリスクも比例していきます。皮膚には損傷を修復させようとする機能がありますが、この機能がケロイドを引き起こす原因に。ケロイドは自然に消えることがなく、1度発症すると元の綺麗な肌に戻ることはできません。タトゥー除去を行う際はケロイド状態になるリスクがあることを知っておきましょう。クリニックによっては、ケロイドになりにくいようダメージを抑えたレーザー治療を行なっているところも。タトゥーの状態によってはレーザーでもきれいに消せるので、一度医師に診てもらうことをおすすめします。

  • 通院が必要なので費用がかかる

    タトゥー除去は、1回のレーザー治療で4万円が相場。タトゥーは1回の治療で消えることはないので、数回の通院が必要になります。目安としては5回ぐらいが一般的と言われているため、20万円以上になり費用は高めです。 クリニックによってはキャンペーンを実施しているところもあります。安い費用でタトゥー除去を受けられる場合があるので、こまめにキャンペーン情報をチェックしておくとよいでしょう。

タトゥーは美容皮膚科で美しく消そう

タトゥーを入れたことを後悔してしまっても、ご安心ください。「タトゥーがあるより傷跡が残る方がマシ!」という思いで治療を選ぶ患者さんも時にはいらっしゃいますが、今ではきれいに取り除く方法が確立されています。タトゥーはライフスタイルに大きな影響を及ぼすもの。信頼できる美容皮膚科医のもと、綿密なカウンセリングを経て傷跡の残さない治療を選択しましょう。

美容治療アドバイザー