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はじめての美容皮膚科ガイド

ミラドライ(レーザー)

目次

ミラドライとは

ミラドライとはレーザーの一種で、中でも「皮膚を切らずに、マイクロウェーブ照射のみで脇にあるエクリン腺とアポクリン汗腺を破壊する」もの。エクリン腺は汗の原因、アポクリン汗腺は臭いの原因とされており、双方を合わせて汗腺、と表現されます。しかも消滅した汗腺は再生しないと言われているため、非常に画期的ですね。

ミラドライの効果

ワキガや多汗などのコンプレックスを解消できる

ミラドライによって汗腺が破壊されると、もちろん脇の発汗量やニオイが軽減されます。特にワキガ治療はメスを入れなければならないのが一般的でしたが、ミラドライの登場により、外科手術なしで改善が見込めるようになりました。また、ワキガでなくとも暑いと脇汗が服の上にまで滲んでしまう…というような方にとっては、コンプレックスを解消する効果的な手段と言えるでしょう。

脱毛効果も見込める

ミラドライはエクリン腺とアポクリン汗腺のみならず、レーザーによって毛根まで破壊する作用があると言われています。そのため、脇に関してはミラドライで一石二鳥の効果が得られる可能性も。他の場所はいいけれど、脇だけは汗っかきや毛深さが目立ってしまって気になる…というような方は、別途脱毛施術を受けることなく効率的に目的を果たせるかもしれません。

ミラドライの安全性

ここで気になるのが、「ミラドライは安全なのか?」という点です。汗腺はおろか毛根まで破壊するような効果が得られるとなれば、逆にリスクも高いのではないか…と思ってしまいますよね。しかし、ミラドライは厚生労働省が腋窩多汗症の医療機器として承認しており(※)、既に世界中で治療が行われているものですから、効果に対する大きなリスクは基本的に生じないと考えて良いでしょう。

※参照元:プレシャスクリニック自由が丘(https://www.precious-clinic.com/miradryQA/

ミラドライの施術の流れ

その① カウンセリング

まず、施術前に綿密なカウンセリングが行われます。多汗症やワキガはデリケートな問題ですが、ぜひ相談しやすいクリニックを見つけて、体質や不安などを打ち明けてみてください。

その② 治療前準備

治療前には、一般的に「マーキング」と呼ばれる汗腺の場所を把握する作業と、麻酔が行われます。マーキングはマイクロ波を当てるポイントに印をつける作業で、照射漏れを防ぎます。

その③ 治療

事前に麻酔されるので、痛みは基本的に抑えられています。マーキングのポイントに合わせて、ミラドライのハンドピース(照射口)を当て照射していきます。時間としては、片側20分程度が目安です。

その④ 完了・帰宅

治療が完了すれば、その当日に帰宅可能です。

ミラドライの施術回数

ミラドライは1回の施術で全体の汗腺の7~8割程度を破壊できると言われているため、一度でも効果が見込めます。しかし、症状が重篤な場合には複数回の治療が必要になることもあるようです。

ミラドライの施術中の痛み

ミラドライは事前に麻酔が行われるため、施術中は比較的痛みを感じにくい治療となっています。痛みに弱い方にとっても良心的ですね。

ミラドライの副作用や
ダウンタイム

ミラドライは術後一時的に副作用が出る場合が多いとされており、一般的には脇の腫れや痛み、違和感などが挙げられます。また、一時的な握力の低下、腕の力の低下が起こることもあるようなので、注意が必要です。ごく稀に腕や胴の腫れ、脇部分の硬化などが起こる恐れもありますから、異常があればすぐに医師に相談しましょう。