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ニキビ跡とターンオーバーの関係とは?

目次

ニキビ跡で悩んでいる、ニキビ跡を作りたくないと考えている場合には、肌の「ターンオーバー」に注目してみましょう。こちらの記事では、ターンオーバーとニキビ跡の関係や、ターンオーバーを正常に保つポイントなどをまとめました。

ターンオーバーとは

「ターンオーバー」とは、日本語でいうと「肌の新陳代謝」のことで、肌が生まれ変わるサイクルを指します。

肌は「皮下組織」「真皮」「表皮」に分かれていますが、ターンオーバーが行われるのはこのうち「表皮」の部分となります。この表皮をさらに細かく見ていくと、「角質(かくしつ)層」「顆粒(かりゅう)層」「有棘(ゆうきょく)層」「基底(きてい)層」という4つの層に分けられます。

基底層では皮膚を形成するケラチノサイトが作られますが、そうなると以前からあったケラチノサイトは上に押し出され、角質層まで移動。最終的には角質層まで移動し、垢となって剥がれ落ちることになります。この一連の流れが「ターンオーバー」と呼ばれています。

ニキビ跡とターンオーバーの関連性

ニキビ跡とターンオーバーには大きな関係があります。ターンオーバーがうまく行われないとニキビ跡の原因であるメラニンも排出されずに蓄積されていくことになってしまいます。これが繰り返されていくうちに色素沈着が起こってしまうために、ニキビ跡の原因となるのです。

ニキビ跡のターンオーバー期間

ターンオーバーには周期があります。どのくらいの間隔で肌が生まれ変わるのかは年齢によって異なります。一般的なターンオーバーはおよそ28日間が理想的な周期といわれているものの、30代から40代の場合には45日ほどの周期であるとされており、年齢が異なると周期にも差が出てくると考えられています。

もしターンオーバーが乱れてしまいこの周期が伸びてしまった場合、その分肌が生まれ変わるサイクルも遅くなるため余分な色素が長い時間皮膚の上に留まってしまいます。その結果、ニキビ跡もできやすくなってしまうというわけです。 ただし、ターンオーバーが短ければいいというわけでもありません。もしターンオーバーの周期が短い場合には、未熟な細胞が皮膚の表面に出てくることになってしまうために、ニキビや肌荒れが起こりやすくなるといわれています。

ターンオーバーを正常に保つには

以上から、ターンオーバーのサイクルは長すぎず短すぎず、正常な周期を保つことが大切なポイントとなってきます。そのためには生活習慣を整えるという点を心がけましょう。具体的に取り組みたい内容についてご紹介していきます。

食事を整える

バランスの良い食事を心がけるのはもちろんですが、栄養素についても注目してみると良いでしょう。

例えば皮膚の修復を助けて新陳代謝を促す「ビタミンA」、皮膚や粘膜の発育を促す「ビタミンB群(ビタミンB1、B2、B6)」、メラニン色素生成を抑える「ビタミンC」、皮膚の新陳代謝を活性化させるミネラルの一種である「亜鉛」などの積極的な摂取を心がけることがおすすめです。

睡眠時間を確保する

睡眠中は脳や筋肉が休んでいることから、皮膚に活発に栄養補給が行われると考えられていますので、しっかりと睡眠をとることが大切です。さらに、肌のターンオーバーを促進する成長ホルモンは睡眠中に分泌されるため、睡眠が非常に重要であるといえるでしょう。

ストレスを解消する

ターンオーバーとストレスにも密接な関係があります。ストレスを受け続けると自律神経が乱れてしまい、新陳代謝が滞ってしまうといわれています。こうなると血行も悪くなってしまい、肌にも影響が出てくる可能性があります。

そのためにも適宜ストレス解消に取り組むことは非常に大切。自分なりのストレス解消方法を実行してストレスを溜め込まないように心がけましょう。折々に気分転換をしたり、好きなことをしてリラックスする時間を設けるのがおすすめです。

正しいスキンケアを行う

良かれと思って行っていたスキンケアが、ターンオーバーに悪い影響を与えている場合もあります。注意したいスキンケアにはさまざまなものがありますが、その中でも「洗いすぎ」には注意しましょう。

ニキビ跡はそもそもニキビができてしまうことが原因となるため、ニキビを作らないようにきれいにしようとゴシゴシ擦るように洗ってしまうと角質が剥がれてしまいます。すると肌は新しい角質を急いで作ろうとしますが、この場合には細胞が未熟な状態でターンオーバーが繰り返されてしまい、結果として周期の乱れにつながります。

また、ピーリングのやりすぎにも注意したいところです。

まとめ

ニキビ跡に大きく関係してくるターンオーバーについてご紹介してきました。ターンオーバーを正常に整えるための対策にはさまざまなものがありますが、いきなり全部取り組もうとせずに、できるところから無理なく取り組んでいくようにすることがおすすめです。