美白の治療方法
白い肌に憧れる女性にとって、シミやくすみは大敵。忌み嫌われるシミやくすみなどを解消しようと多くの女性が努力しています。美容外科では、このような美白治療も積極的に行っています。
美容外科で行う美白治療は、最先端の技術と機器を使ったものがたくさんあります。美白のために研究開発されたこれらの治療法は、どんなに高価な美白化粧品よりも高い効果が期待できます。美容外科では、それぞれの肌の状態に合わせた治療法をドクターが選択し提案してくれます。いくつもの選択肢の中からぴったりの治療法を選択できれば大きな効果がきたいできるでしょう。
美白のための具体的な治療の内容
- フォトフェイシャル…特殊な光照射によって広範囲にシミの原因であるメラニンを撃退する治療です。複数回行うことで効果を発揮します。
- レーザー治療…メラニン色素に対してダイレクトにアプローチする治療です。少ない回数でシミを改善できます。
- ケミカルピーリング…酸性の薬剤を使って古い角質などを溶かして強制的に肌をリセットし再生を促す方法です。複数回の治療が必要です。
- ビタミンC導入治療…なかなか肌に浸透しないビタミンCを電気的に導入することでメラニンの抑制や活性酸素の除去作用、皮脂の分泌を抑えコラーゲンの生成を促すなどの効果が期待できる治療です。
- 点滴…美白に有効なビタミンCやプラセンタ、L-システインなどを点滴で直接注入します。
- 軟膏…ハイドロキノンやトラネキサム酸などの美白成分を含んだ軟膏を塗布します。
レーザー治療
メラニン色素に対してダイレクトにアプローチする治療です。少ない回数でシミを改善できます。以下のような種類があります。
YAGレーザー
メラニン色素を持つ細胞のみに反応するレーザー。しみ、そばかす、隆起のないほくろ、そしてアザなどの治療に活用されています。波長は2種類から選ぶことが可能で、表皮/真皮のいずれにもアプローチできます。費用相場は1回3万円程度。1回の照射でも効果を感じられます。施術中には軽い痛みがあり、ダウンタイムは1週間程度となっています。(編集チーム調べ)ケースによっては絆創膏を貼っておく必要があるため、施術前に、医師によく確認しておきましょう。
Qスイッチルビーレーザー
単一の波光である分、高い威力が期待できるレーザー。一点集中で真皮まで届きます。肝斑以外のシミ治療に適用されており、濃いシミにも効果を発揮するといわれています。費用相場は1回1万円以下で収まることが多く、一般的には5~6回の照射で効果を実感できるようです。施術中には軽い痛みがあり、ダウンタイムは1週間程度。施術箇所にかさぶたができることが多くなっていますが、これを剥がすのはNG。絆創膏やガーゼで保護し、自然に剥がれ落ちるのを待ちます。
フォトRF
光エネルギーと高周波エネルギーを兼ね備えたマシンによる施術。周辺の組織を傷つけず、メラニンだけにアプローチする力があります。肌の深部まで届くので、シミはもちろん赤みやクスミ、そしてそばかすの治療にまで幅広く採用されています。費用相場はクリニックによりかなり開きがあり、1回数千円~数万円台まで跳ね上がるので、よく検討を。3~4回程度照射するのが一般的で、1回の施術後から次回までには2~3週間の間隔が必要となります。
レーザートーニング
ソフトなレーザーで、ゆっくりとシミを治療するのに適したマシンです。照射力の強いレーザーでは、却って逆効果となってしまう肝斑の治療に重用されています。費用相場はクリニックによりかなり開きがありますが、1回1万円以上は必要になります。また効果を感じるためには、10回前後継続する必要があるでしょう。施術中の痛みは弱く、ダウンタイムもほとんどありません。施術直後からメイクすることも可能となっています。また、肌のキメを改善する美肌効果もあります。
炭酸ガスレーザー
炭酸ガスを活用するレーザー。強い熱の力で患部の切開・止血・凝固を効果的に行ってくれます。シミの中でも隆起が見られるものや、ほくろ・いぼ除去の際に採用される方法です。1回の施術でも効果が感じられることが多く、料金相場も数千円~1万円程度とリーズナブルなのが特徴。その代わりダウンタイムは長く、皮膚の再生までには2~3週間、その後周囲の肌に馴染むまでには半年~1年程度の時間がかかります。医師の指示に従い、アフターケアはしっかりと行ってください。
適している部位
- 頬
- 顎
- 額
- 目元
- 首筋など
適している状態
- シミやそばかすなどに悩んでいる
- くすみが気になる
- 若々しく透明感のある肌になりたい
美白治療の特徴
美白治療は女性にとってとても興味深く惹きつけられる治療です。美しくありたい女性にとっては大きな意義のある治療といえるでしょう。そんな美白治療のメリットやデメリットについて理解しておきましょう。
メリット
- レーザー治療はピンポイントで即効性がある
- 美白治療は肌のターンオーバーを促し美白以外の効果も期待できる
- 肌が白くなることで清潔感が高まり若々しく見える
- 肌そのもののキメが整う効果も期待できる
デメリット
- レーザー治療はかさぶたが治るまで紫外線対策をして薬を塗るなどのアフターケアが必要。
- レーザーに適さない症例の判断が難しい
- ケミカルピーリングは酸を使うため人によっては肌にダメージを与えることがある。
- 点滴や軟膏、飲み薬は即効性がなく効果がわかりづらく時間がかかる。
術後の注意点など
例えばレーザー治療は、ピンポイントで高出力のレーザーを照射するためかさぶたができるなどダウンタイムが必要になります。フォトフェイシャルなども同様に光治療を受けた後は、アフターケアがとても大切です。
- 術後は紫外線を極力浴びないようにする
- 過度のマッサージなどは控える
- 暴飲暴食は避けバランスの取れた食事をとる
- 処方された薬は適切に使用する
そのほかの点滴や軟膏などは特に注意はなく日常生活にすぐ戻れます。ただ軟膏や飲み薬は指示された使い方を守るようにしましょう。
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